カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

インプラント治療

2008/10/27

ドイツインプラント学会Japan Sectionへ参加!

東京、九段下、日本歯科大冨士見ホールにてドイツインプラント学会Japan Section(AIAI)の年次学会が開催され、私金﨑伸幸が参加して参りました。ドイツインプラント学会は、世界最大の会員数を誇り、世界各国のインプラント学会と提携してグローバルな学術的活動を活発に行っており、その学問的バックボーンは、世界で最も歴史のある学会です。ドイツからの発表者計20名によるセッションが行われ、活発な議論が展開されました。私が特に院長に残ったのは、①チュービンゲン大学のHeiner Weber教授の講演で、無歯顎の患者に対し、6本のインプラントを埋入しバーアタッチメントを使って取り外し可能なブリッジを作ったケースです。この先生の方法ですと、顎骨が高度に吸収したケースでも床によって、ボリュームを増すことができ、そのことによってできる不潔域も着脱することによって、清掃が可能な点が非常に優れていると感じました。
②古賀 剛人先生 インプラントを埋入して1週間以内に上部構造(人口歯)をSETし、荷重をかけることをイミディエートローディング(即時荷重)と言います。私、金﨑伸幸も多くの患者様にAll-on-4、All-on-6、Tooth in one hourなどの即時荷重を行ってきましたが、古賀先生も相当数の症例を経験されており、手技、術前診断、治療計画についてたくさんのヒントをいただきました。明日からの診療に大変プラスになると思われます。その他、小川勝久先生の『審美領域でのインプラント』、下尾嘉昭先生のザイゴマインプラントに関する講演も大変素晴らしいものでした。