カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

ご報告

2014/12/10

ついに出た!院長の歯科医師教育用DVD

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数年前より、歯科医師向け教材の製作会社から歯周外科手術の教材を作ってほしいと何度も依頼が来ていました。私は、日本歯周病学会の歯周病専門医であることも関係しているのですが、いろんなところで歯周病やインプラントに関する講演や発表をする機会が多いのです。その講演を見たメーカーが気に入ってくれたらしく、学会会場等でお会いするたびに頼まれるので、ついに根負けして、承諾をしたのです。
私は開業以来1日に午前と午後1件ずつ歯周外科手術をしてきましたので、少なくとも年間400件以上の歯周外科手術を施術してきました。これが15年になりますので6000回の歯周外科手術を行ってきた計算になります。毎回丁寧に行ってきたつもりですが、今でもオペのたびに毎回、何か新しい発見が必ずあります。切開の仕方、縫合の仕方一つとってもこれまでにどれほどの変遷があったでしょうか?オペは真摯な気持ちで行うものです。オペを楽しんでいるわけでは決してないのですが、興味がつきることはありません。毎回少しずつですが確実に進歩しているような気がしています。
今回、数人の患者さんに協力をお願いして、オペの様子を撮影させていただきました。もちろんご協力いただいた患者さんは歯と歯茎以外は写りませんのでプライバシーは完璧に守られています。とはいえ御協力いただかなければこの教材はできていませんでした。歯科医の技術向上、ひいては患者さんのQOLの向上に多大な貢献をなさったと思います。本当にありがとうございました。
撮影後1か月ほどメーカーとのやり取りがあり、先日、ついにDVDが出来上がってきました。歯周外科手術の技術向上を考えている歯科医はこのDVDを使って自宅で勉強することができるのですが、そのDVDジャケットには私の写真が載っており、始めは、かなり恥ずかしい気がしました。製造中止を何度も真剣に考えたのですが、それはマイナス的だと気付きました。「このDVDを見て若い歯科医が歯科という仕事のすばらしさに気づき、やる気を出してもらえるように、また次のDVDを出してほしいと頼まれるように、もっと研鑽を積む」いや出した以上積むしかないと、プラス的背水の陣を敷くことに決めました。というわけで歯科医、金崎伸幸52歳まだまだ走り続けます。
よろしくお願いいたします。