カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

日記

2019/01/07

年明け早々にドラマで涙

正月ドラマで「下町ロケット」が放映されました。昨年の秋から冬にかけてテレビドラマの本編が放映されており、その締めくくりとしてお正月に特別番組として放映されたものです。昨年、私はこのドラマを毎回胸を熱くしながらみていました。主人公の佃は長年技術畑を歩んできた工場の社長ですが技術の追求に並々ならぬ情熱を持っています。彼が経営している佃製作所はロケットのバルブを作っていますが、普通の技術者との違いは末端のユーザーのためを真剣に考えたモノづくりをしているところです。親会社から無理難題を押し付けられたり、助けた相手から裏切られたり、いつも散々な目にあいながらも絶対に正道を外さない、邪な道にそれずに王道を貫くのです。そのやさしさと純粋さが見る者の心を打つのだと思います。

そしてこのドラマが心を打つ理由はもう一つあるように思います。それは見るものがドラマのストーリーを自分の境遇や体験に映して疑似体験することでしょう。私もドラマを見ながら「こんな体験自分にもあるよなー、うん、そうだ負けるな!頑張れ!」と一体になって登場人物を応援していました。正道から外れ、邪道で勝つ人は短期的には一見うまくやったように見えます。しかしそんな成功は永くは続かない。たとえ今苦しくても、王道を歩む人は長期的にみると必ず成功している。そんな黄金法則を思い出させてくれます。道徳教育、社員教育にも使えるようないいドラマだったように思います。

またこのドラマの本質「ロケット品質、佃ブランド」は中小企業だけでなく、われわれの医療にもそのまま適用できます。一人一人のユーザー(for the patient)と従業員(for the staff)のためを真剣に考えて技術(医療技術)の追求に並々ならぬ情熱を持つ。こうした企業理念はどの業種にも通じることであり、いつの時代の人であっても心打たれるのではないでしょうか。