皆様もご存知の通りコロナ禍によって世の中の仕組みが大きく変わっています。我々歯科医師の勉強の仕組みもかなり変わりました。これまで企画されていた多くの学会やセミナーがことごとく中止になり、Webセミナーがどんどん行われるようになってきました。
そんな中、東京にドクターブックアカデミーという新しい会社ができています。歯科界で活躍するトップランナーを講師に招いて行うWebセミナーの会社です。錚々たるメンバーがここに登壇し、さっそうとセミナーをやっています。ですから全国にかなりの数の会員を抱えています。
ところがこのセミナーになんと!私が招聘されたのです。自分でも驚きましたが、「真夏のスキルアップセミナー3Days」と題した歯周病と再生療法のセミナーで、科研製薬の提供で開催されたのですが、ここに不詳金﨑が呼ばれたのです。6人の歯科医師が選ばれたのですが、みんな大学の教授かスター級の臨床家ばかりで、中四国でただ一人わたくしが選ばれ、本当にびっくりしました。しかし選ばれたからには、しっかり講演しようと思い、入念に準備をして臨みました。最近のセミナーでは動画をふんだんに使わないと聴視者は満足しません。Windowsでは動画を自由に使いこなすことができませんのでMacを購入し猛勉強して使い方を習い、動画をふんだんに使ったプレゼンテーションを完成させました。おかげでMacとWindowsの二刀流になれました。
私にとってはハラハラドキドキのチャレンジでしたが当日2080名の参加者があり、150通の質問メールが来ました。担当者も大成功だったと喜んでいただき、私も「やり切った」
というコロナ禍に入ってから久しぶりの充実感を味わうことができました。
ちなみに私が発表した内容はわたくしが開発した「ソニックサージェリー」という手術法で、歯周外科や再生療法を行う際、いかに簡単に短時間で行うかというものでした。この方法で行うと通常の方法の半分の時間で同じ効果が得られるのです。当然、患者様にとっても有益で、歯科医にとってみれば夢のような話ですから多くの参加者が集まり、質問が相次いだのです。
セミナーの準備は本当に大変ですが、私はセミナーでお話しするのはとても楽しいと感じています。ほかの人に分かりやすく伝えることで、自分の頭の中が整理でき、患者様への説明もより分かりやすくできるようになりますし、何よりも自分の臨床を整理できます。
これからもより良い臨床を皆様にお届けし続けるためには必要なことだと思います。