私は、この本を読んでまず頭に浮かんだのが貴院の姿でした。そして読めば読む程に、本の中に引き込まれていきました。
サービスとは何か。お客様、患者様が本当に望んでいる事は何なのか。そして、従業員、医療従事者が仕事に誇りを持ち、心からの応対ができる職場環境とは。
私はこの本の中で印象に残った言葉がいくつかあります。まず一つ目が「ノーと言わない姿勢で対応する」です。これは患者様とのコミュニケーションの中ではもちろんの事、職場の方や業務の中でかかわる全ての方に対して「分からない。知らない。」では済まないと思います。分からないならそれなりに理解する様努力が必要ですし、知りたいという前向きな姿勢が大事だと思いました。
そして二つ目は「チームワークの良さが最高のサービスをつくる」です。従業員同士のコミュニケーションがとれていなければ、サービスにも影響を与えます。日々の情報交換で患者様にとって何が一番いいのか考える糖になりますし、よりよい治療につながると感じました。また、職員同士のコミュニケーションがとれていることで自然と笑顔や温かい応対が出来、患者様の不安を少しでも和らげるお手伝いができるのではないかと思いました。
そして最も印象に残ったのが従業員はお客様と同じく紳士淑女であり、同じ目線、同じ感性で働くべきという事です。私たち医療従事者も時には体調を崩し患者という立場になります。その時自分は何を求めるか、またその状況でなかったとしても患者様が今、どんな痛みや不安、悩みを抱え、この場にいるのか患者様の立場に立って同じ目線になって物事を考えられる医療従事者になりたいと強く思いました。仕事をしていく中で初めは大切にしていた気持ちをどんどん忘れてマニュアルどおりに働く、そんな風にはなりたくありません。患者様一人一人の笑顔を大切にし、ささいな事でも親身になって伺い、「ありがとう。」という一言を励みに一日一日大切に向上心を持って成長していきたいです。
そして、まだ本を読んで感じた事、学んだ事の一部すら書けていませんが、この本を読み、とても勉強になりましたし、これから社会人として貴院で働かせていただく中で活かせれるよう精一杯頑張っていきたいです。
また、最後に、この本に書かれていた面接試験での採用基準が貴院と似ていて嬉しくなりました。実績やスキルで判断するのではなく、人間性や人柄を重視してくださった事が私は本当に嬉しかったので、少しずつではあると思いますがそれに答えられるように日々努力を惜しまず初心を忘れる事なく前向きな姿勢で頑張っていきたいです。
A.K